華聖先生 コラム

モヤモヤ感よ　さようなら～

千里眼の華聖です。

ネガティブな思い込み（観念）は自分や人生を制限してしまうから、なんとか手放してしまいたいものです 。
もちろん　ポジティブな観念も自分自身や人生を活き活きと楽しむことに制限を与えます。
では　ネガティブな観念・ポジティブな観念はどうやって作られるのでしょうか？

ある例をとってみてみましょう。

彼女はパソコンが苦手でした。
なんだかパソコンの前に座ると、いろんな嫌な感情が湧き上がってくるのです。
ある時、パソコンが急にテレビに見えてきて、その画面にはプロレス中継が映し出されていました。
そしてその中継を見ている父がいて、その傍らにその父を見ている９歳くらいの彼女がいました 。
日ごろ内向的で存在感のない父が、画面に向かってまるでプロレス会場にいるのかと思うかのごとく夢中になって全身で応援している。。。
そんなお父さんを彼女は。。。
”テレビなのに。バッカじゃないの！”と軽蔑してしまいました。
同時に”そんなこと感じちゃダメ！”と罪悪感と共ににその出来事を潜在意識の奥深く押し込めたのでした。
それが数十年を経て、パソコンを通して扉が開かれたのです。

じゃあ、どうして今までテレビを見る時にネガティブな感情は湧き上がってこなかったのでしょうか？
人間には意識の中に防衛機制があり、過去にネガティブなものを感じさせたものにはその防衛機制が強く働き、思い出したり感じさせたリしない心の働きがあります。
テレビに似ているパソコンは防衛機制をするりと抜けて、彼女に過去の未完了な出来事に直面させるべく浮上させたのでしょう。

その出来事から
＊　私は男性に頼れない
＊　私は男性のお世話をしなければならない
＊　私は好きな男性には愛されない
などの観念が出来上がっていきました。

過去の記憶（ほとんど間違っていたり、誤解がある）を思いだし、父に対する罪悪感を解放すると、９歳のまま成長が止まっていた女の子の部分はようやく成熟した女性である彼女の中に溶けていきました。
そうすると　男性に対するネガティブな観念も消えていったのです。
そして今まで抑圧するために使っていた大量のエネルギーは倖せになるために使うことが可能になりました。

ネガティブな感情を抑えていると、残念なことにポジティブな感情も感じられなくなります。

あなたの観念に気づき
そこにある感情を解放して
幸せをドンドン呼び込んでいきましょう。

千里眼　華聖

投稿日：2016/09/06